痛ましい事件がありました

今月10日、前橋市内で母親が無理心中を図り、幼いお子さん2人が命を落とすという痛ましい事件が発生しました。

このような事件が起きると、母親に対する非難、お子さんに対する哀れみ、親族や行政に対する批判などが起こります。また、時節柄、コロナ禍との関係を思う人もいるかもしれません。

そんな中で、私たちは、「母親は、育児に悩んでいたようだが、もともと生きずらさを抱えていたのではないか? いつか社会に帰って来たときに、今回の過ちと向き合いながら生きて行くために、環境を整えておいた方が良いところはないか?」ということを考えます。

私たちが求める「環境」は、色々な人とのつながり、医療や福祉とのつながり、行政とのつながり、そういう多様なつながりです。私たちの活動は、一人一人の個性を尊重しながら、もともとあったつながりを大切にしつつ、新たなつながりを作るお手伝いをすることです。

その積み重ねが、犯罪を減らし、悲劇を減らし、過ちを犯さずに穏やかに生活できる人を増やしていく、そういう思いで取り組んでいます。

今回の痛ましいケースをお手伝いすることになるか分かりませんが、お手伝いすることになれば、そういう思いをもって、色々なつながりを作るために、メンバーがそれぞれの知恵とノウハウと人脈を出し合うことになると思います。

弁護士 関夕三郎

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